「果てしなく白い極光の下で…」 ――カレリア1944―― 1944年、夏―― 世界を戦火と絶望に巻き込んだ第二次世界大戦。 そしてその戦争の最中に西欧を襲った疫病、流行性感冒の ロシア風邪は人口の三割を奪い、ユーラシア大陸を破滅へと 向かわせていた。だが、戦争は終わらない… 破滅的な戦いは極北の地、カレリアでも続いていた… フィンランドとソヴィエトの国境に位置するカレリアの森は 鋼鉄と炎の嵐が吹き荒れるこの世の地獄と化していた。 津波のごとく押し寄せるソヴィエト軍に対し、絶望的な戦い を繰り広げるフィンランド軍――冬戦争から流血の夏へ… そしてフィンランド軍機甲部隊のV号突撃砲<ピリカ>と その乗員たちはカレリアの激戦区へと投入された。 数多の生命と血を飲み込んできたカレリアの森で、新たなる 物語が、そして惨劇が始まろうとしていた…… 砲弾と凌辱の赤い嵐――彼女たちは生き残ることができるか…
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